映画「エリン・ブロコビッチ」は、2000年に公開されたアメリカ映画で、実在の人物エリン・ブロコビッチの闘いを描いた社会派ヒューマンドラマです。
舞台はカリフォルニア州。
大手企業PG&E社による水質汚染が住民の健康をむしばんでいる事実を、法律の知識も資格もないシングルマザーが突き止め、住民たちのために巨大企業を相手取った訴訟に挑みます。
主演ジュリア・ロバーツの圧倒的な演技力と、スティーヴン・ソダーバーグ監督の手腕が光り、アカデミー賞主演女優賞をはじめ数々の賞に輝きました。本
記事では、作品紹介、キャスト情報、そしてラストまで詳しいあらすじをネタバレ解説します。
映画「エリン・ブロコビッチ」解説
3人の子供を抱えて無職のシングルマザー、エリンは、交通事故に遭いながらも裁判に負けたことから、腹いせに担当弁護士の事務所を訪れて強引に職を得る。
ある日、書類の整理中に巨大企業による環境汚染の実態を知った彼女は、勝ち目のない戦いに挑むが…。
キャスト
- ジュリア・ロバーツ:エリン・ブロコビッチ
- アルバート・フィニー:エドワード・L・マスリー(弁護士)
- アーロン・エッカート:ジョージ(隣人)
- マージ・ヘルゲンバーカー:ドナ・ジェンセン(住民)
- トレイシー・ウォルター:チャールズ・エンブリー(元従業員)
映画「エリン・ブロコビッチ」あらすじ・ネタバレ
3人の子を抱えるエリン・ブロコビッチは、職探しに苦戦中。派手な服装や率直すぎる性格が災いし、面接では不採用。
さらに帰り道で交通事故に遭ってしまいます。
相手に非があると考え、弁護士エドワード・マスリーに訴訟を依頼しますが、裁判で感情を抑えきれずに暴言を吐き、逆に敗訴。
借金と生活苦に追い込まれたエリンは、エドに食ってかかり、無理やり事務所のアシスタントとして働き始めます。
隣人ジョージが子どもの面倒を見てくれることで、ようやく生活が回り始めます。
小さな疑問から巨大な不正へ
書類整理をしていたエリンは、不動産買い取り案件の中に不可解な医療記録を発見します。
興味を抱いて訪ねた先で出会ったのが、体調不良に悩むドナ・ジェンセン一家。
検査代をPG&E社が全額負担していると知り、かえって不自然さを感じます。
さらに調査を進めると、工場で使われていた「6価クロム」が地下水を汚染し、住民に深刻な健康被害を与えていることが判明。
事実を突き止めて喜び勇んで戻ったエリンですが、無断欠勤扱いされ、机が片付けられていました。
落胆するエリンをジョージが励まし、二人は恋人関係になります。
巨大訴訟への道
誤解が解け、再び事務所に復帰したエリンは、エドと共に証拠資料をPG&E社へ送付。
しかし返ってきたのは住民の医療費を含まない低額の和解案。
エドはこれを拒否し、本格的な訴訟に踏み切ります。
エリンは周辺住民を訪ね歩き、がんや流産、皮膚疾患など深刻な被害が広がっている事実を掘り起こし、次々と原告を増やしていきます。
しかしその過程で子どもと過ごす時間は減り、ジョージとの関係も亀裂が入り、彼は去ってしまいます。
エドは強力な弁護士カート・ポッターの協力を得ることで、訴訟の体制を固めます。
勝利と和解
カートは調停を提案。
当初、正義を貫くため裁判を望んだエリンも、長期化すれば救済を待つ住民が命を落とす可能性を考え、調停を受け入れるよう住民を説得します。
そこへジョージも戻り、エリンと和解。さらに、バーで出会った男から「PG&E本社が汚染の事実を認識していた」ことを示す内部文書を手に入れます。
これが決定打となり、和解が成立。総額3億3300万ドルという史上最高額の和解金が支払われ、中心的被害者のドナ一家には5000万ドルが分配されました。
エリンはエドから200万ドルのボーナスを受け取り、再び新たな訴訟に向けて奔走していく姿で物語は締めくくられます。
映画「エリン・ブロコビッチ」感想
映画「エリン・ブロコビッチ」を観て、まず心を動かされたのは主人公のパワフルさでした。
ジュリア・ロバーツ演じるエリンは、最初から強気で口も悪いし、いわゆる「完璧なヒロイン」とは正反対。でもその不器用さや泥臭さが逆にリアルで、どんどん感情移入してしまいました。
特に印象に残ったのは、住民一人ひとりに寄り添いながら証拠を集めていく場面です。
弁護士でもなければ専門的な知識もないのに、とにかく「人のためになりたい」という思いで突き進む姿勢に胸を打たれました。
裁判や調停という大きな枠組みの中で闘う姿だけでなく、家庭との両立に苦しんだり、恋人ジョージと衝突したりと、人間臭い部分も描かれていたのがすごく共感できました。
また、実話をもとにしているからこそ「こんなことが現実にあったのか」と考えさせられます。
PG&Eのような大企業が隠そうとした真実を、市井の一人が暴き出すなんて、映画だからこそ映える話だと思っていたら、本当に起きた出来事。
観終わった後、勇気をもらえると同時に、社会の不条理についても考えさせられました。
そして何よりジュリア・ロバーツの存在感。強烈で、でも人間らしくて、彼女だからこそ説得力があったと思います。
アカデミー賞を受賞したのも納得です。
正直、観ている途中で「自分も小さなことでも声を上げていこう」と自然に思わされました。
全体を通して、この映画は「社会派ドラマ」という枠を超えて、人生の指針にもなり得る作品だと感じます。
勇気を出した一歩が、誰かの未来を変える。そのことを実感できる映画でした。
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まとめ
映画「エリン・ブロコビッチ」は、一人のシングルマザーが巨大企業の不正を暴き、住民を救うために立ち上がった実話を描いた社会派ヒューマンドラマです。
ジュリア・ロバーツの圧巻の演技と、最後まで飽きさせないストーリー展開は必見。
感動と勇気を与えてくれる作品です。
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まだ観たことがない方は、この機会にぜひチェックしてみてください。
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