映画「フェイブルマンズ」は、少年サミー・フェイブルマンが映画に取り憑かれていく話です。
最初の映画館で観た「地上最大のショウ」の汽車の衝突が、サミーの頭から離れなくなります。
サミーは汽車のおもちゃをぶつけ続け、母ミッツィは8ミリカメラを渡して「撮れば何度でも見られる」と言います。
ここからサミーは家族の休暇、妹の遊び、友人の行事を撮り続けます。
でもこの映画は「夢を追う少年の成功物語」だけでは終わりません。
サミーのカメラが、家族の秘密まで映してしまうからです。
編集機でフィルムをつないだとき、サミーは母ミッツィとベニーの関係を示す映像に気づき、家の空気が壊れます。
さらに引っ越し、いじめ、恋の失敗、両親の別れが重なり、サミーは撮ることが救いなのか刃なのか分からなくなっていきます。
この記事では、映画概要とキャスト・ネタバレ・感想や無料視聴の方法も紹介します。
鑑賞前の方はここで止めてください(^▽^)/
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映画「フェイブルマンズ」解説



映画「フェイブルマンズ」は2022年のアメリカ映画です。
舞台は第二次世界大戦後のアメリカで、ニュージャージー、アリゾナ、カリフォルニアへと一家が移動します。
移動のたびにサミーの周りの人間関係が変わり、カメラの撮り方も変わっていきます。
映画の中心には三つの出来事があります。
- ひとつ目は、サミーが映画館で見た衝突シーンに取り憑かれ、8ミリで撮り始めることです。
- ふたつ目は、キャンプ旅行のフィルムから母ミッツィとベニーの関係をサミーが知ってしまうことです。
- みっつ目は、最後にサミーがジョン・フォードに会い、地平線の位置の話を聞くことです。
この作品は、撮る場面より編集の場面が刺さります。
サミーはフィルムを切ってつなぎ、映っているものを見てしまいます。
サミーの目の前にあるのは「家族の記録」ではなく「家族の決定的な瞬間」です。
ここが後半の痛い部分につながります。
キャスト
主要人物は家族と学校の人間関係で固まっています。
フェイブルマン家
- サミー・フェイブルマンはガブリエル・ラベルが演じます。
- 母ミッツィ・フェイブルマンはミシェル・ウィリアムズが演じます。
- 父バート・フェイブルマンはポール・ダノが演じます。
- 妹レジー・フェイブルマンはジュリア・バターズ、妹ナタリー・フェイブルマンはキーリー・カルステンが演じます。
家族の近くにいる人物
- ベニー・ローウィはセス・ローゲンが演じます。家族は「ベニーおじさん」と呼びますが、母ミッツィの気持ちがベニーへ傾いていく原因にもなります。
- ボリスおじさんはジャド・ハーシュが演じます。ボリスおじさんはサーカスのライオン調教師からハリウッドへ入った経歴を語り、サミーに「芸術は孤独を連れてくる」と言います。
学校で関わる人物
- モニカはクロエ・イーストが演じます。サミーがカリフォルニアで出会う相手で、ビーチの撮影にも関わります。
- ローガンはサム・レヒナー、チャドはオークス・フェグリーが演じます。サミーはいじめや学校行事の撮影を通じて、この人間関係に巻き込まれます。
映画「フェイブルマンズ」あらすじ・ネタバレ
1952年、サミー・フェイブルマンは暗い映画館を怖がります。
父バートは映写機の仕組みを説明し、母ミッツィはサミーに寄り添います。
サミーは「地上最大のショウ」を観て、汽車と車の衝突シーンに目を離せなくなります。
家に戻ってからサミーは汽車のおもちゃをぶつけ続けます。
壊れるのを見かねた母ミッツィが8ミリカメラを渡し、衝突を撮れば何度でも見返せると言います。
サミーは衝突シーンを撮り、成功します。
ここからサミーは妹たちを役者にして短い映画を作り始めます。
父バートはRCAで仕事を認められ、ゼネラル・エレクトリックへ移ります。
一家はニュージャージーからアリゾナへ引っ越します。
仕事仲間のベニーも一緒に来ることになり、家族はベニーを「ベニーおじさん」と呼びます。
アリゾナで映画作りが加速
アリゾナでもサミーはカメラを回します。
サミーは「リバティ・バランスを射った」を観て、映画作りの欲が強くなります。
次に戦争映画を撮りたくなったサミーは、性能の良い8ミリカメラと編集機が欲しくなりますが、父バートは趣味のためだと嫌がります。
その頃、祖母が亡くなり、母ミッツィは落ち込みます。
父バートは母ミッツィを元気にしたくて、サミーに編集機を買い、キャンプ旅行の映像を編集するよう頼みます。
そこへミッツィの叔父のボリスおじさんが来ます。
ボリスおじさんはハリウッドの話をし、サミーに芸術は孤独を連れてくると言います。
この忠告は後から効いてきます。
サミーは映画を作るほど、家の中で一人になります。
引っ越しといじめ
サミーはキャンプ旅行の映像を編集している最中、背景に映った母ミッツィとベニーの姿に気づきます。
映像は母ミッツィとベニーが友人以上の関係であることを示します。
サミーはショックを受け、母ミッツィにきつく当たるようになります。
サミーは父バートに直接言えず、フィルムだけを抱えます。
ここからサミーの顔が固くなります。
父バートはIBMへ転職し、一家はカリフォルニアへ引っ越します。
今度はベニーを連れていけず、ベニーとは別れます。
カリフォルニアの高校でサミーはユダヤ人という理由でいじめに遭います。
サミーはモニカに誘われ、卒業前のビーチ行事の撮影を担当します。
サミーは撮影と編集で映像を作り、卒業式で上映します。
会場は盛り上がり、サミーは称賛されます。
ただ、モニカはその後サミーをあっさり振ります。
サミーは映像で勝っても、生活では勝てません。
両親の別れとCBS採用
母ミッツィはベニーを忘れられず、父バートと別れてアリゾナへ戻ります。
高校を卒業したサミーは父バートとロサンゼルスに残り、大学に通いますが、馴染めず辞めようと考えます。
そのときCBSから採用通知が届きます。
サミーはドラマの助監督を任されます。
さらにスタジオ責任者の口添えで、サミーはジョン・フォードのオフィスに通されます。
サミーは「リバティ・バランスを射った」の監督に会うことになります。
ジョン・フォードは壁の写真を指し、地平線が上か下にある絵は面白いが、真ん中にあるのは退屈だと言います。
サミーがオフィスを出ると、サミーの後ろ姿を追っていたカメラが上を向き、地平線が真ん中から下にずれます。
映画はこの動きで終わり、サミーはカメラの中で前へ・・
映画「フェイブルマンズ」感想
映画「フェイブルマンズ」を観て、最初にやられたのは映画館のシーンでした。暗い客席で落ち着かないサミーの顔、父バートが映写機の仕組みを説明する声、母ミッツィが手を添える動き。そこから「地上最大のショウ」の汽車の衝突が来て、サミーの目が完全に変わる。自分もあの瞬間は分かります。怖いのに見たい。見たくないのに目が離れない。あの感じがすごく正直でした。
サミーが汽車のおもちゃを何度もぶつけるところも好きです。子どもって、衝撃を見たあとに「もう一回」をやりますよね。親からしたら壊れるしやめてほしいのに、本人は止まれない。そこで母ミッツィが8ミリカメラを渡して「撮れば何回でも見られる」と言うのが、優しさとして強すぎました。甘やかしではなく、矛先を変える方法を渡している。母ミッツィの手つきが、ずっと母ミッツィらしいんです。
でもこの映画、途中から空気が変わります。キャンプ旅行のフィルムを編集しているサミーが、母ミッツィとベニーの関係を示す場面に気づくところ。あそこ、自分は息が止まりました。セリフで「浮気だ」と言うのではなく、映っているものをサミーが見てしまう。編集機の前でひとりで見てしまう。証拠って、こういう形で刺さるんだなと思いました。しかもサミーは「撮った側」なんですよね。サミーの趣味だったはずのカメラが、家族を切る刃になる。ここが痛いです。
ボリスおじさんの場面も忘れにくいです。家に突然入ってくる感じも強いし、言葉も強い。「芸術は孤独を連れてくる」と言うあの忠告、嫌な予言みたいに残ります。サミーが映画を作れば作るほど、家の中で黙る時間が増える。ボリスおじさんの言葉が後から効いてきます。
カリフォルニアの高校パートは、見ていてしんどいのに目が離せませんでした。ユダヤ人という理由でのいじめが続く中で、サミーが撮影を引き受ける流れがある。ビーチの映像を編集して上映したとき、会場が沸いて、サミーが一瞬だけ勝つ。でもその直後に、モニカの反応は冷たい。サミーは映像で盛り上げられるのに、生活の距離は埋まらない。ここがリアルでした。
そして最後のジョン・フォードの場面。あれは短いのに強いです。「地平線が真ん中は退屈」という一言で、サミーの頭の中のスイッチが入る。オフィスを出たあと、カメラが慌てて上を向いて地平線がズレる終わり方も好きでした。説教で終わらず、動きで終わるからです。サミーの「これから」が見える終わり方でした。
観終わったあと、自分は「映画って楽しい」という気持ちと、「映画って残酷」という気持ちが同時に残りました。楽しいのは、撮って編集して上映して、人を笑わせたり泣かせたりできるから。残酷なのは、カメラが真実を拾ってしまうから。サミーが欲しかったのは映画の世界かもしれないけど、映画の世界が家族の現実を見せてしまう。そこがこの作品の怖さだと思います。
だから「フェイブルマンズ」は、気持ちよく泣ける映画というより、観終わってから家族の顔を思い出す映画でした。母ミッツィの笑い方、父バートの我慢の顔、サミーの編集機の前の目。あの目がしばらく残ります。
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サミーが初めて映画に心を奪われたあのシーンも、静かな部屋で集中して観ると印象が変わります。
気になっているなら、無料トライアルを使って一度再生してみるといいと思います。
まとめ
映画「フェイブルマンズ」は、サミー・フェイブルマンが映画館で「地上最大のショウ」を観て汽車の衝突に取り憑かれ、8ミリカメラで撮り始めるところから動き出します。
ニュージャージーからアリゾナへ移り、父バート・フェイブルマンの転職でカリフォルニアへも移ります。
アリゾナのキャンプ旅行のフィルムを編集したサミー・フェイブルマンは、映り込んだ映像から母ミッツィ・フェイブルマンとベニー・ローウィの関係を示す場面に気づき、家の空気が一気に変わります。
カリフォルニアではユダヤ人であることを理由にいじめを受ける一方、ビーチ行事の映像を撮って編集し、卒業式で上映して会場を沸かせます。
終盤は両親の別れ、CBSの採用通知、ジョン・フォードとの面会へ進みます。
ジョン・フォードが語る「地平線の位置」の話が、サミー・フェイブルマンの次の一歩になります。
自分は、撮影シーンより編集機の前の場面がいちばん刺さりました。
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