映画「バグジー」は、ギャングでありながらも理想を追い求めた実在の人物ベンジャミン・“バグジー”・シーゲルの半生を描いた作品です。
舞台は1930年代のアメリカ。
欲望と愛、裏切りと夢が交錯する時代に、ひとりの男が砂漠に“奇跡の街”を作ろうとした物語です。
ウォーレン・ベイティが主演・製作を務め、第49回ゴールデングローブ賞で作品賞を受賞したことでも知られています。
本作は単なるギャング映画ではなく、“夢を信じた人間の物語”として心に残るヒューマンドラマです。
映画「バグジー」解説

1930年代のアメリカを生きたベンジャミン・シーゲルは、ニューヨークの暗黒街で名を馳せたギャングでした。
暴力と金が支配する時代の中で、シーゲルは他の犯罪者とは違う理想を持っていました。
それは「世界で最も美しい街を作る」という夢。
その舞台となったのが、当時何もなかった砂漠の町ラスベガスです。
映画は、家族と仲間、そして愛する女性との関係を軸に、シーゲルがその夢を追う姿をドラマチックに描いていきます。
キャスト
- ベンジャミン・“バグジー”・シーゲル:ウォーレン・ベイティ
- ヴァージニア・ヒル:アネット・ベニング
- メイヤー・ランスキー:ベン・キングズレー
- ミッキー・コーエン:ハーヴェイ・カイテル
- ハリー・グリーンバーグ:エリオット・グールド
- ジョージ・ラフト:ジョー・マンテーニャ
- アンジェロ・ドラグナ:リチャード・C・サラフィアン
- フラッソ伯爵夫人:ビービー・ニューワース
監督はバリー・レヴィンソン。
華やかさの裏に潜む人間の孤独と野心を、繊細に描き出しています。
映画「バグジー」あらすじ・ネタバレ
ベンジャミン・シーゲルはニューヨークの暗黒街で冷酷なギャングとして知られていました。
家族を持ち、表向きは穏やかな生活を送りながらも、裏では命を奪うことさえためらわない。
そんな二面性を抱えたまま、上層組織の命令でハリウッドへ向かうことになります。
映画の世界に足を踏み入れたシーゲルは、そこで新人女優ヴァージニア・ヒルと出会い、激しい恋に落ちました。
お互いに強気で我がまま。けれど、似た者同士だからこそ惹かれ合う。
シーゲルにとってヴァージニアは、危険を忘れさせる存在でした。
ラスベガスの夢
ある日、仕事で訪れたネバダ州の砂漠地帯で、シーゲルは古びたカジノを目にします。
何もない荒野に、わずかに光るネオン。
その瞬間、頭の中にひとつのビジョンが浮かびました。
「ここに世界一の街を作る」。
それが、のちにラスベガスとなる“フラミンゴ・ホテル”構想の始まりでした。
仲間のメイヤー・ランスキーやミッキー・コーエンに資金提供を頼み、計画を進めていくシーゲル。
しかし、芸術家のように完璧を求める性格が災いし、設計のやり直しを何度も繰り返します。
建築費は100万ドルから600万ドルへと膨れ上がり、組織の信頼を失っていきました。
それでもシーゲルは「夢の街を作るんだ」と信じて止まりませんでした。
ヴァージニアとの絆と裏切り
フラミンゴ計画の資金管理を任されていたヴァージニアに、横領の噂が立ちます。
シーゲルは信じませんでした。
「金よりも夢が大事だ」と言い切るシーゲルに、仲間たちは冷ややかな目を向けます。
恋に溺れ、現実を見失っている男。
それでも、ヴァージニアを信じ続けるシーゲルの姿は、愚かでありながらもどこか人間的でした。
フラミンゴ・ホテルは完成しますが、オープン当日は大雨。
招待したハリウッドスターたちも来ず、客はまばら。
資金は底をつき、組織からの信頼も完全に失われました。
それでもシーゲルは「必ず成功する」と笑顔で語ります。
その夜、ランスキーに電話をし、「ヴァージニアを守ってくれ」とだけ言い残して去りました。
最期の夜
ロサンゼルスの自宅。
シーゲルは静かに新聞を読んでいました。
その背後から、複数の銃弾が放たれます。
頭部を貫かれ、命を落としました。
暗殺の理由は今もはっきりしていません。
横領を疑った組織の報復とも、裏切り者の粛清とも言われています。
シーゲルの死を知ったヴァージニアは、全ての金をランスキーに返還しました。
その後、オーストリアで自ら命を絶ちます。
ラストに映し出されるテロップが印象的です。
「バグジー・シーゲルが夢見たラスベガスは、今では1000億ドルを生む都市となった。」
映画「バグジー」感想
映画「バグジー」を観て、最初に感じたのは「こんなにも人間くさいギャング映画があったのか」という驚きでした。
銃撃戦や裏社会の抗争よりも、バグジー・シーゲルという一人の男の“生き方”に焦点を当てている作品で、観終わった後、胸の奥に静かな余韻が残りました。
バグジーは冷酷なギャングとして知られている人物ですが、この映画では夢を持つ男として描かれています。
砂漠の真ん中で、誰も信じなかった「ラスベガス」という街を思い描くその瞬間に、私は妙に胸を打たれました。
現実的に考えれば無謀すぎる計画なのに、バグジーの目の奥には確かに希望があり、その信念が不思議と説得力を持っていました。
印象に残ったのは、ヴァージニア・ヒルとの関係です。
恋愛というより、魂同士のぶつかり合いのようでした。
お互いを愛しながらも、信じるものの違いで何度も衝突していく。
それでも、最後の瞬間までヴァージニアを信じるバグジーの姿に、愛の形にはいろんな答えがあるのだと思わされました。
ラストシーンでは胸が詰まりました。
夢を追いかけ続けた末に待っていたのは、静かな死。
でも、あのラストのあとに流れるナレーション──「バグジーが夢見た街ラスベガスは今も輝き続けている」──を聞いたとき、少し救われた気がしました。
彼が作ろうとしたものは確かに現実になっている。
そのことが、どこか温かく感じられたのです。
この映画は、成功よりも“信じる力”を描いた物語だと思います。
どんなに無茶だと思われても、信じたものに人生を賭ける姿って、やっぱりかっこいい。
現代に生きる私たちが忘れかけている「夢の純度」が、ここにはあります。
観終わったあと、少しだけ自分も「もう一度、信じてみようかな」と思えるような、そんな作品でした。
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まとめ
映画「バグジー」は、ギャングでありながら夢を追い続けたベンジャミン・シーゲルの生き様を描いた実話ドラマです。
暴力の世界に生きながらも、砂漠に光り輝く街を作ろうとしたバグジーの姿には、どこか純粋さと孤独が同居しています。
ラスベガスという都市の誕生の裏側に、こんなにも人間らしい物語があったことを知ると、誰かの“無謀な夢”が時代を動かすことを感じずにはいられません。
ウォーレン・ベイティの堂々とした演技、アネット・ベニングの妖艶で力強い存在感、そしてバリー・レヴィンソン監督の繊細な演出が、実話の重みを見事に再構築しています。
ラストで描かれる静かな悲劇は、決して終わりではなく、「夢は続いている」というメッセージのように響きました。
夢を信じる勇気をもう一度思い出させてくれる作品です。


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