映画「ホテル・ムンバイ」は、2008年にインドのムンバイで実際に起きた同時多発テロ事件をもとに描かれた作品です。
リアルすぎて目を背けたくなるシーンも多いのに、なぜかスクリーンから目が離せませんでした。
映画「ホテル・ムンバイ」解説
映画『ホテル・ムンバイ』は、2008年にインド・ムンバイで実際に起きた同時多発テロ事件を基に制作された衝撃作です。
なかでも、五つ星ホテル「タージマハル・ホテル」での襲撃を中心に、人々の恐怖・勇気・連帯を描いた作品です。
一見するとサスペンスや戦争映画のようですが、もっと人間味のある、そして胸を締め付けられるような物語。
私は予備知識なしで観たのですが、ずっと息を詰めてスクリーンを見つめてしまいました。
観終わったあとも、しばらく放心してしまうほどのリアリティでした。
キャスト
本作を支えるキャスト陣も、非常に力強い演技を見せています。
- アルジュン(演:デヴ・パテル)
ホテルで働く若いスタッフ。家族のために働きながら、テロの中で多くの宿泊客を守ろうとする姿が印象的です。 - ヘマント・オベロイ料理長(演:アヌパム・カー)
冷静沈着でスタッフ思い。実在するモデルがいることもあり、その行動に真実味があります。 - デヴィッド(演:アーミー・ハマー)
妻と赤ちゃん連れで滞在中のアメリカ人。家族を守ろうと奔走します。 - ザーラ(演:ナザニン・ボニアディ)
デヴィッドの妻。赤ちゃんと一緒に過ごしていた子守・サリーの安否を気にかけながら、脱出の機会をうかがいます。 - サリー(演:ティルダ・コブハム=ハーヴェイ)
ベビーシッター。赤ちゃんとともに隠れる場面は、観ていて心が締めつけられます。
どのキャラクターも実在の人物をモデルにしており、その分、セリフの一つひとつ、表情の一瞬一瞬に重みが感じられます。
映画「ホテル・ムンバイ」あらすじやネタバレ!
物語は、若いテロリストたちがムンバイ市内へ移動してくる場面から始まります。
何気ない日常のなかに紛れ込む彼ら。
駅やレストランを次々と襲撃したのち、ターゲットは豪華なタージマハル・ホテルへと向かいます。
一方、ホテルではスタッフがいつも通りの業務に励んでおり、宿泊客たちはそれぞれの時間を楽しんでいました。
アルジュンが靴を忘れて注意される場面など、最初は穏やかな日常風景が描かれます。
しかし、その静寂は突然の銃声で破られます。
極限状態での人間ドラマ
テロリストがホテル内に侵入し、無差別に銃撃を開始。
パニック状態に陥るなか、スタッフや宿泊客は何とか避難を試みます。
デヴィッドとザーラ夫妻は、赤ちゃんと子守のサリーを部屋に残していたため、助けに戻ろうと必死になります。
一方、サリーは赤ちゃんを抱えながらクローゼットの中に隠れ、息を潜めます。
アルジュンは、宿泊客たちを安全な宴会ラウンジに誘導しようと奔走。
料理長オベロイもまた、冷静な判断でスタッフをまとめ、避難誘導を続けます。
その最中、テレビニュースで宿泊客の避難場所が報道されてしまい、テロリストに知られてしまうという最悪の事態が発生。
安全と思われていた避難先までもが危険にさらされます。
人質、死、そして希望
テロはますます激化。
人質となった宿泊客のブリーは殺害され、デヴィッドも捕まってしまいます。
ザーラは愛する夫と赤ちゃんの無事を祈りながら、恐怖に押しつぶされそうになりながら隠れ続けます。
ホテル内の通信手段が絶たれ、警察もすぐには動けないなか、時間だけが過ぎていきます。
それでも、アルジュンやスタッフたちは希望を捨てずに行動し続けます。
「自分たちには家族もいる。だけど、目の前の命も同じくらい大事なんだ」という強い意志が感じられます。
特殊部隊の突入と救出
ついに特殊部隊が現場に突入。
激しい銃撃戦の末、ホテル内のテロリストたちは次々と制圧されていきます。
長い長い夜が、ようやく終わりを迎えます。
アルジュンが無事に屋外へ出たとき、料理長オベロイと再会するシーン。
ふたりが無言で抱き合うその瞬間に、言葉では表せない安堵と感謝、そして生き抜いた誇りが詰まっていました。
映画「ホテル・ムンバイ」感想
いやもう、正直…めちゃくちゃ衝撃でした。
この映画、軽い気持ちで観ちゃいけないってわかってたつもりなんですけど、それでも想像以上。観ている最中ずっと胸がギュッと締め付けられる感じで、呼吸が浅くなるというか、「うわ…これ現実に起きたことなんだよな」って思った瞬間から、なんか他人事じゃなくなるんですよね。
一番印象に残ったのは、ホテルのスタッフたちの勇気です。自分たちだって逃げたいはずなのに、「お客様は神様」じゃなくて「お客様は家族」みたいな覚悟で守ろうとする姿。しかもそれが作り話じゃなくて、実話をもとにしてるっていうのがまた、重い…。
特にデヴ・パテル演じるアルジュン。最初はちょっと頼りなさそうな青年に見えたのに、危機的な状況になるほど頼もしさが増していくんですよね。「ああ、こういう人がいるから世界はまだ大丈夫なんだ」って思わせてくれるような存在でした。
あと、音がリアルすぎて怖かった…。銃声とか、ドアを蹴破る音とか、ほんとに「今ここで起きてるんじゃないか」ってくらい臨場感あって、家で観てても自然と身をすくめちゃってました。
観終わった後は、言葉にならない疲労感。すっごくしんどいんだけど、それと同時に「観てよかった」って気持ちもちゃんとある。不思議ですよね。こういう映画って。
今の時代、いろんなところで争いや暴力が起きてて、正直もう「平和」ってなんなんだろうって思っちゃうこともあるけど、この映画を通して「人ってこんなに優しくて、強いんだよ」って伝えてくれた気がします。
重たい映画だけど、すごく大事な作品です。観終わった後、心に残るものがきっとあるはず。余韻がすごいので、時間と気持ちに余裕があるときに観るのをおすすめします!
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まとめ
『ホテル・ムンバイ』は、ただのサスペンスやアクション映画ではなく、「命とは何か」「人間の本当の強さとは何か」を問いかけてくる作品です。
観ていて本当に苦しくなる場面もあります。
でも、その分、終盤には「人間ってすごい」と思わせてくれる瞬間が何度もあります。
私はこの映画を観て、「自分だったらどうするだろう」と何度も考えました。
そして、普段の何気ない日常がどれほど尊いかを改めて実感しました。
正直、重いテーマではありますが、だからこそ観る価値がある一本です。
心が揺さぶられるような映画を探している人には、強くおすすめしたいです。
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