韓国で実際に起きた登山家たちの壮絶なドラマを描いた映画『ヒマラヤ~地上8,000メートルの絆~』。
命を懸けて山に挑み続けた男たちの絆と覚悟に、思わず胸が熱くなる――。
本作は、韓国登山界のレジェンド・オム・ホンギルが、エベレストで命を落とした後輩の遺体を回収するため、再びヒマラヤに挑むという実話をもとにした感動作です。
本記事では、あらすじや結末までのネタバレはもちろん、実際に観た感想や、無料で視聴する方法まで詳しく紹介していきます。
映画「ヒマラヤ~地上8,000メートルの絆~」解説
2015年に韓国で公開された感動のヒューマンドラマ『ヒマラヤ~地上8,000メートルの絆~』は、実在の登山家オム・ホンギル氏の壮絶な実話をもとに制作された作品です。
過酷なヒマラヤの自然の中で、友情、責任、命と向き合う男たちの姿を描き、韓国では大ヒットを記録しました。
エベレストで遭難した盟友の遺体を回収するため、極限のリスクを背負って挑む登山家たちの姿に、多くの観客が涙した一作です。
- 公開年:2015年(韓国)
- ジャンル:ヒューマンドラマ/実話/ノンフィクション
- 監督:イ・ソクフン
- 上映時間:124分
- 原題:히말라야(Himalaya)
キャスト紹介
- ファン・ジョンミン:オム・ホンギル(主人公の登山家)
- チョンウ:パク・ムテク(ホンギルの弟分)
- チョ・ソンハ:イ・ドンギュ(伝説の登山家)
- キム・イングォン:パク・ジョンボク(ムテクの仲間)
- ラ・ミラン:チョ・ミョンエ(登山仲間の一人)
- キム・ウォネ:キム・ムヨン(遠征隊メンバー)
- イ・ヘヨン:チャン・チョルグ(支援者)
- チョン・ベス:チョン・ベス(遠征隊のメンバー)
- チョン・ユミ:チェ・スヨン(ムテクの恋人)
- ユソン:チェ・ソンホ(ホンギルの妻)
映画「ヒマラヤ~地上8,000メートルの絆~」あらすじ・ネタバレ
1992年、ネパールのヒマラヤ山脈。
韓国の著名な登山家オム・ホンギルは、自らの登山隊と共にベースキャンプで準備を進めていました。
ホンギルは、すでにエベレストなど数々の高峰を制覇しており、登山界では伝説的な存在です。
そんな彼のもとに、隣のカンチェンジュンガ(標高8586m)で遭難した韓国・テミョン大学の学生登山隊から救援の要請が届きます。
標高6500mという過酷な場所での救助ですが、ホンギルはすぐに仲間たちを率いて現場へ向かいました。
遺体の回収は翌朝に持ち越し、生存者を先に下山させる判断をしたホンギルに対し、大学登山隊のパク・ムテクという若者が、「仲間の遺体と一緒に帰りたい」と食い下がります。
ホンギルはムテクの真っ直ぐな想いに心を動かされ、数人を残して再び遺体回収に向かいます。
しかし、天候は急変し、ムテクは極度の寒さと疲労で倒れてしまいます。
ホンギルは命懸けでムテクをベースキャンプまで連れて帰りましたが、無謀な行動に激怒し、「登山は仲間との責任を背負うものだ。勝手な行動は命を奪う」と厳しく叱責します。
「二度と俺の前に現れるな」――
ホンギルはそう言い残し、ムテクを韓国へ帰らせました。
再会と信頼、そして栄光の頂へ
それから7年後の1999年、韓国。
ホンギルは大手スポンサーの支援を受け、再びカンチェンジュンガ遠征を計画していました。
そんな中、かつての問題児・ムテクとその友人ジョンボクが、登山隊に加えてほしいと頼みに来ます。
最初は当然拒否するホンギルですが、ムテクたちは諦めません。
ついにはホンギルの自宅まで訪ね、妻の前で土下座してまで参加を願い出ます。
その情熱に負けたホンギルは、ふたりを隊に加えることを決め、厳しいトレーニングと登山の掟をたたき込みます。
2000年5月、ホンギル隊はカンチェンジュンガへの遠征を開始します。
途中、ムテクは巨大なクレバスに転落しかけ、高山病にもかかってしまいます。
隊員たちは彼の体力と判断力を疑問視しますが、ホンギルは成長と根性を少しずつ認め始めていました。
その後、標高7650m地点で悪天候に見舞われる中、ホンギルはシェルパ2名とともにアタックを決行。
しかし、命じられていたはずの待機を破り、ムテクが勝手に追いかけてきます。
「なぜ来た」と怒るホンギルに、ムテクは「帰り道がわかりません」と返します。
ホンギルはその言葉に怒りと諦めを込めて「連れてきたのが間違いだった」と呟きます。
過酷な天候、傷ついた仲間、酸素不足。
極限状態の中でホンギルとムテクは頂上を目指し、ついに登頂に成功します。
そこには、言葉では言い表せない強い信頼と絆が芽生えていました。
下山後、ムテクは恋人のスヨンと結婚。
ホンギルとともに、K2(8611m)やエベレスト(8848m)にも登頂を果たし、韓国登山界の希望として躍進していきます。
引退、そして突然の悲劇
2004年、ホンギルは足の古傷が悪化し、医師からは「このままでは車椅子生活になる」と告げられてしまいます。
妻・ソノの勧めもあり、登山家としての人生に終止符を打ち、大学の准教授として新たな道を歩み始めます。
ホンギルは自らの登山隊をムテクに託し、「これからはお前の時代だ」と激励します。
そのムテクは、仲間と共にエベレスト登頂を目指す遠征に出発しますが、そこで悲劇が起こります。
標高8750mの“デスゾーン”と呼ばれる地帯で、ムテクは吹雪に巻き込まれ、目を負傷。
助けに向かったジョンボクとジェホンも、次第に連絡が取れなくなり、三人全員が消息不明となります。
テレビで事故の報道を見たホンギルは、呆然としながら現実を受け止めます。
葬儀が行われたものの、遺体は未回収のままで、ムテクの妻スヨンはホンギルに対し、「あなたが引退しなければ、あの人は隊長を引き受けなかった」と涙ながらに責めます。
ホンギルは自責の念に苛まれ、再びエベレストに登る決意を固めます。
亡きムテクたちの遺体を、自らの手で連れて帰るために。
遺志を継ぐ者たち、そして8000メートルの約束
ホンギルは「ヒューマン遠征隊」を結成し、かつての仲間たちと共にエベレストへ向かいます。
目指すは、遭難現場のデスゾーン。
だが、登山は想像以上に過酷でした。
豪雪、雪崩、酸素不足、古傷の悪化…。
次第に体力も気力も限界に近づいていきます。
途中、ベースキャンプにスヨンが現れます。
「なぜ来た」と問うホンギルに、ムテクがかつて言ったのと同じ言葉を返します――「帰り道がわからないんです」。
ホンギルは無理を押して登山を続け、ついにデスゾーンでムテクの遺体を発見します。
氷に閉ざされたムテクと対面し、ホンギルは「遅くなってすまなかった」と涙を流します。
ジョンボクとジェホンの遺体は発見できませんでしたが、ホンギルたちは山中に三人の墓を作り、下山することを決意します。
しかし、帰路でホワイトアウトに見舞われ、多くの隊員が負傷。
その中、無線でスヨンはホンギルにこう伝えます。
「ムテクは、エベレストに残りたがっているんです。
きっとジョンボク先輩やジェホンと一緒にいたいんですよ。だから、無理しないでください…」
ホンギルは「すまなかった。俺が身勝手だった」と静かに語り、仲間たちへの感謝とともに下山します。
数年後――
ホンギルはムテクの遺志を胸に、アジアの8000m級全16峰を完全制覇。
亡き友の想いを背負いながら、ひとつの夢を叶えたのでした。
映画の見どころとメッセージ
『ヒマラヤ』は、単なる登山映画ではありません。
極限状態での「友情」や「責任」、そして「命の重み」がじわじわと胸に迫ってくる、心を揺さぶる作品です。
ファン・ジョンミン演じるホンギルの厳しくも温かい人間性、そしてチョンウ演じるムテクの無鉄砲だが真っ直ぐな姿勢は、多くの観客に深い印象を残しました。
ヒマラヤという圧倒的な自然を背景に、男たちの不器用で熱い絆が丁寧に描かれており、登山に興味がない人でも十分に感動できる作品です。
映画「ヒマラヤ~地上8,000メートルの絆~」感想
この映画、正直、ただの「登山映画」だと思って観始めたんですよ。
でも、観終わったあとには胸がギュッと締め付けられてて、しばらく動けませんでした。これはもう、“山の話”じゃなくて、“人の話”でした。
最初はね、オム・ホンギルっていう実在の登山家のことを全然知らなかったし、山登りの知識もほとんどなかったんです。だから「雪山の景色とか迫力ある映像を楽しめたらいいな〜」くらいの軽い気持ちで再生したんですけど……全然そんな軽い映画じゃなかったです。
何よりも心を打たれたのは、ホンギルとムテクの関係性。
最初は師匠と生意気な弟子みたいな感じでギクシャクしてるんだけど、山に登って、ぶつかって、命をかけて、本音をさらけ出して…っていう過程を経て、いつの間にか「同志」になってるんですよね。あの関係の変化がもう、たまらなくリアルで切なかった。
あと、映像がすごくて。
ヒマラヤの山々の美しさと、同時にその過酷さがビシビシ伝わってきて、こっちの手足が冷たくなってくるような感覚がありました。標高8000メートルって、ただの数字じゃなくて、本当に“命の境界線”なんだって痛感させられました。
後半、ムテクたちが遭難したあと、ホンギルが再び山に挑む決意をするシーン。
もうここ、涙が止まらなかったです。悔しさとか、後悔とか、責任とか、愛とか、全部ごちゃ混ぜになってて、「この人はなぜここまでして山に登るのか」って考えたときに、それは“自分のため”じゃなくて“仲間のため”なんだって、すごく腑に落ちたんですよね。
そして最後の、「遅くなってすまなかった」ってホンギルが言う場面。
そこに詰まってる思いを考えるだけで、また泣けてきます。
静かだけど、深くて、優しくて、すごく重たい一言でした。
この映画を観たあと、ふと「自分にとっての“山”って何だろう」とか「本当に大事な仲間が苦しんでるとき、自分は手を伸ばせるだろうか」とか、いろんなことを考えさせられました。
単なる登山映画とか、感動モノっていう枠じゃなくて、人としての“誇り”とか“覚悟”とか、そういう根っこの部分を問われる映画だったなと思います。観てよかった。心にずっと残る一本になりました。
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まとめ
『ヒマラヤ~地上8,000メートルの絆~』は、極限状態の登山に挑む男たちの友情、誇り、そして別れを通して、「生きる意味」と「支える覚悟」を強く問いかけてくる作品でした。
美しい山々の風景と、命を削って仲間に向き合う姿が観る者の心を打ちます。
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