映画「フルートベール駅で」あらすじ・ネタバレ!感想や無料視聴の方法も紹介

映画「フルートベール駅で」あらすじ・ネタバレ!感想や無料視聴の方法も紹介
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たった一日の出来事が、なぜこんなにも心を揺さぶるのか――。

映画『フルートベール駅で』は、2009年の元旦にアメリカで実際に起きた、黒人青年オスカー・グラント射殺事件をもとに描かれた社会派ドラマです。

本作では、彼が命を落とすまでの“最後の24時間”を、丁寧に、そして静かに追いかけていきます。

この記事では、あらすじとネタバレ、実際に観た感想に加え、U-NEXTで無料視聴する方法まで詳しくご紹介します。

 

目次

映画「フルートベール駅で」解説

映画「フルートベール駅で」あらすじ・ネタバレ!感想や無料視聴の方法も紹介

『フルートベール駅で』(原題:Fruitvale Station)は、2009年元旦にアメリカ・カリフォルニア州のフルートベール駅で実際に起きた、白人警官による黒人青年の射殺事件を題材にした社会派ドラマ映画です。

事件の被害者となったのは、22歳の若者オスカー・グラント。

映画では、彼の人生の“最後の24時間”を描き、普段通りの日常の中で何気なく過ぎていく時間の先に、避けられなかった悲劇が待っていたという現実を丁寧に、そして強烈に描いています。

本作は、第66回カンヌ国際映画祭で「ある視点部門」観客賞を受賞したほか、数々の映画祭で高評価を受け、黒人に対する人種差別や警察の暴力に対する社会的関心を呼び起こす作品として注目されました。

  • 公開:2013年(アメリカ)
  • 監督・脚本:ライアン・クーグラー
  • 製作:フォレスト・ウィテカー ほか
  • 上映時間:85分
  • ジャンル:社会派ドラマ/伝記/ノンフィクション

 

キャスト

  • マイケル・B・ジョーダン:オスカー・グラント
  • メロニー・ディアス:ソフィーナ(オスカーの恋人)
  • アリアナ・ニール:タチアナ(オスカーの娘)
  • オクタヴィア・スペンサー:ワンダ(オスカーの母)
  • ケヴィン・デュランド:カルーソ警官
  • チャド・マイケル・マーレイ:イングラム警官
  • アーナ・オライリー:ケイティ(スーパーで出会う女性)

 

映画「フルートベール駅で」あらすじ・ネタバレ

舞台は2008年12月31日。

22歳のオスカー・グラントは、恋人ソフィーナと4歳の娘タチアナ、そして母ワンダと共に、貧しくも温かい日々を送っていました。

この日は母ワンダの誕生日。

オスカーは娘を幼稚園に送り、ソフィーナを職場に送り届けるなど、普段通りの生活を始めますが、実は数日前にスーパーマーケットの職を失っていました。

そのことは家族には隠していたのです。

彼は母のためにカニを買うためにスーパーへ行き、再就職のお願いをするも断られてしまいます。

そんな中、スーパーで困っていた女性ケイティに親切に接し、彼女の料理の相談に乗るなど、オスカーの人柄の良さが垣間見える場面が続きます。

妹から「家賃が払えない」と連絡が入り、経済的にも精神的にも追い詰められたオスカーは、かつて関わっていた麻薬取引の世界を思い出し、再びその道に戻ろうとしますが、結局は大麻を海に捨て、過去と決別しようとします。

 

家族の絆とわずかな希望

過去の過ちを乗り越えようとしていたオスカーは、ソフィーナに職を失ったことを打ち明けます。

最初は怒りを見せたソフィーナも、やがて彼を受け入れ、再出発を約束します。

その夜、家では母ワンダの誕生日パーティーが開かれており、家族や親戚と共に楽しいひとときを過ごします。

友人たちとのカウントダウンイベントへ出かけようとするオスカーに対し、母ワンダは「電車で行くように」と助言。

これが最期の言葉になるとは、このとき誰も想像していませんでした。

娘タチアナは「行って欲しくない」と懇願しますが、オスカーは「明日すぐ帰ってくるから」と言って出かけていきます。

 

楽しい時間と突然の悪夢

サンフランシスコに向かう電車内は、年越しムードで盛り上がっていました。

音楽と笑い声の中、乗客たちは共に新年を迎えます。オスカーも仲間たちと共に笑顔を見せていました。

街へ繰り出した後、恋人たちがトイレに行きたくなったため、オスカーは妊婦のカップルも含めて店主に頼み込んでトイレを貸してもらうなど、最後まで他人に優しさを向ける姿を見せます。

その夜、帰りの電車内で、偶然スーパーで出会ったケイティと再会。

会話を交わすうち、オスカーが過去に刑務所で揉めた白人グループに気づかれ、罵声が飛び交います。

そして喧嘩が発生。

 

抗えない暴力と奪われた未来

駅に到着後、騒ぎを聞きつけた警官カルーソとイングラムが現れ、オスカーたちを電車から引きずり下ろします。

白人グループの挑発が原因だったにもかかわらず、警官たちは黒人グループだけを一方的に取り押さえ、激しく暴力をふるい始めます。

オスカーは「何もしていない」と訴えますが、耳を貸されることはありませんでした。

興奮状態の中で、突然銃声が響きます。

背後から撃たれたオスカー。

血まみれになりながらも「娘のところへ帰りたい」と願い、病院に搬送されますが、そのまま息を引き取ります。

2009年1月1日。

母ワンダの誕生日の翌日、オスカー・グラントは帰らぬ人となりました。

 

映画のメッセージと意義

『フルートベール駅で』は、ただの事件再現ドラマではありません。

ひとりの若者が過去の過ちと向き合いながら再出発をしようとしていた“その瞬間”に、理不尽な差別と暴力で命を絶たれた現実を静かに、しかし鋭く突きつけてきます。

監督ライアン・クーグラーの冷静かつ丁寧な演出、主演マイケル・B・ジョーダンの繊細で力強い演技は、多くの観客の心を揺さぶり、現代の人種問題、警察権力の乱用、偏見の危険性に対する大きな警鐘となりました。

 

映画「フルートベール駅で」感想

正直に言うと、映画『フルートベール駅で』を観たあとは、しばらく言葉が出ませんでした。たった一日の出来事を追っていくだけなのに、なぜこんなにも心に刺さるんだろう、とずっと考えてしまいました。

物語は、オスカー・グラントという22歳の青年の最後の一日を淡々と描いていきます。彼の一日は、ごく普通で、ごくありふれたものでした。家族と過ごす時間、友人とのやりとり、ちょっとした気遣い、そして、未来への不安や葛藤。でも、それらすべてが、彼がどんな人間だったかを丁寧に積み重ねて見せてくれるんです。

特に印象的だったのは、娘のタチアナとのシーン。オスカーが娘を抱きしめたり、からかったりするその姿が本当に自然で、「ああ、この人は本当に”ただの父親”でありたかったんだな」と思わされました。だからこそ、ラストのあの場面は本当に胸が苦しくなります。

そして何より怖いと感じたのは、彼が撃たれる理由が「何もしていないのに」だったということ。正直、「えっ…?なんで?何が起きたの?」って一瞬混乱するくらい、唐突なんです。でも、それがリアルなんですよね。理不尽なことって、理由もなく起こる。しかもそれが、誰かの命を奪うようなことでも。

演出も抑えめでドキュメンタリーみたいに自然だし、マイケル・B・ジョーダンの演技がとにかく素晴らしい。悲しみだけじゃなくて、優しさとか迷いとか怒りとか、オスカーの中にある“いろんな顔”をちゃんと見せてくれて、「彼は悪人でも聖人でもない、ただの人間だったんだ」って思わせてくれるのがすごかったです。

観終わった後は、「自分が当たり前に過ごしている毎日って、実はすごく脆いんだな」って感じさせられました。そして、それが肌の色や生まれた環境によって左右されてしまう社会って、やっぱりまだまだ変わらなきゃいけないって強く思います。

感動とか感心とかいうより、これは“体験する映画”だと思います。観た人それぞれに残る何かがきっとあって、それがこの作品の強さなんじゃないかなって。私は、間違いなく忘れられない一本になりました。

 

映画「フルートベール駅で」無料視聴の方法

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『フルートベール駅で』は短めの作品なので、気軽に観られるのもポイント高いですよ。

 

まとめ

映画『フルートベール駅で』は、ただの再現ドラマではなく、ひとりの若者が抱えていた優しさ、不安、希望、そして最後に迎えた悲劇を等身大で描き出した作品です。

主演のマイケル・B・ジョーダンの繊細な演技や、監督ライアン・クーグラーの誠実な視点が、事件の重みをよりリアルに伝えてくれます。

「何もしていないのに命を奪われた」その事実が胸に迫る、観ておくべき一本です。

U-NEXTの無料トライアルを利用すれば、お得に視聴できますので、この機会にぜひチェックしてみてください。

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